介護

みんな話を聞いてほしい、わかってほしい

デイサービスでの副業再開

みんな自分の話を聞いてほしい、わかってほしい

うろおぼえですが、訪問介護を辞めて1年ほど経った頃だと思います。

アメブロ関連の制作やブログ講座からWEB・動画制作に切り替えるのと同時に、お客様となる対象をプチ起業の女性から、講師・コンサルタントの男性事業主に変更したので、しばらく既存のお客様がゼロになり、新規集客に苦労しました。

すっかり「趣味起業の女性のための」「パソコンの先生」というようなイメージが染み付いてしまっていたのです。

しばらくは副業をしなければならなかったので、3ヶ月間は知り合いのWEB制作会社のお手伝いに、その後近所のデイサービスに派遣として通いました。

デイには要介護1から要介護5の方まで、曜日によっていろいろな方が来られます。
総じて持った私の印象は、「みんな自分のことを聞いてほしい」「気にしてほしい」ということでした。

静かに座っている方でも、話しかけると嬉々として話始めます。
そしてだんだん「私はね…」「娘がね…」「孫がね…」と、ご自分寄りの話題になっていきますよね(笑)

私自身、つい「私は、私は」ってなってしまうほうなので、気持ちはとてもわかります。

家にひとりでいると、一日誰とも話さないという日が何日も続きます。
犬がいた時は、話が通じないまでも話し相手がいたのでよかったのですが、ひとりだと声を発するのは独り言を言う時、テレビを見て突っ込んだり笑ったりする時くらいです。

デイでは20人くらいの利用者さんが時間ごとに入れ替わり立ち代わりいらっしゃいます。
出迎える時やお見送りする時、談話している時など、ご自分からパーっと明るくごあいさつされる方は、その場がワッと湧きますが、静かな方はうっかりするとスルーされてしまいそうになります。

どんなに静かな方でも、話しかけた時に表情がパッと明るくなるのは、やっぱり嬉しいからですよね。
ずっと年上の方に対して失礼かもしれませんが、その時のはにかんだ表情が、ほんとにかわいらしいと思っていました。

ひとりひとり宝物を持っている

時々、手先の器用な方が、家でチクチク縫物をして巾着をスタッフや他の利用者さんに作ってきてくれたり、折り紙で作った小箱を配っていたり、談話中に折り紙を人に教えていたり、ウォーキングマシーンで歩きながら歌を歌い、「若いころ合唱をしていた」とお話されたり、それぞれの特技がチラ見できるのも楽しかったです。

子供の頃の体験や、若い頃夢中だったこと、仕事で取り組んでいたことなど、お一人お一人の中に、いろんな宝物が詰まっているんだろうなぁと感じました。

やっぱり介護を副業にするのは怖い

デイには始め週4日入っていましたが、フリーランスの仕事がだんだん増えてきて、週3日になり、そうなると少しずつ利用者さんの情報が入りにくくなります。

連絡ノートはあるものの、先週と今週では利用者さんの様子が違っていて、ケアの内容が変わっていたりします。
一日入浴介助に入っていると、それこそ今日の利用者さんの様子すらわからないのです。

大事には至りませんでしたが、情報共有不足のために、入浴中に利用者さんの意識がなくなり、救急車を呼ぶ事態になったこともあります。

私にとっては、デイの仕事のウェイトは全体の中の30%だったとしても、そこに携わっている間は命相手のお仕事なので、100%投入しなければなりません。

けど、業務中に本業のことで頭がいっぱいになることもあり、それが悩み事だったりすると、利用者さんとの談話に積極的になれなかったり、こんなことしている場合ではないのに・・・と思ってしまったりすることもありました。

本業でなんとか食べていけるようになってきて、そろそろ副業卒業かなという頃、土曜日入る人がいないからということで、しばらく土曜日だけ入っていたのですが、やはり週1だけ、しかも送迎担当で朝礼後すぐ出てしまい、戻ったらすぐ入浴となると、まったく情報共有ができず、さすがに怖くなって辞めることにしました。

「中途半端に介護に携わって、なにそれ?」と言われそうですが、「週1でもいいから入ってほしい」というくらい人手が足りないのが現状なんですよね。

派遣だったからまだ時給が良かったかもしれませんが、それも期間の定めがあるので、それを超えたらパートになるか辞めるかを選択しなければなりません。

パートの時給でこの責任ある仕事は、ちょっとしんどいのではないかなと思いましたね。

介護現場のスタッフ不足に思うこと

ちょっと話がそれますが、「介護」と一言で言っても、身体介助だけでなく

  • 利用者さんとコミュニケーションを取る
  • レクリエーションで場を盛り上げる
  • 歌を歌う
  • リハビリの補助をする
  • 前に出て元気に体操をする

といった業務があります。

スタッフによっては、レクリエーションが苦手という人と、身体介助が苦手という人など特性が色々なのに、みんな一緒くたに「スタッフ」なのです。
「レクリエーションが苦痛」「歌が苦痛」「利用者さんと話すのが苦手」などの理由で辞める人もいます。

そのへんの適材適所のスポット採用や配置で、スタッフ不足を改善できないのかなぁと思ったりしています。

ま、部外者のたわごとですけど(笑)

では、今日はこのへんで。
次回をお楽しみに!